第3分科会

女と男のしゃべり場トークトーク
セカンドライフをどう生きる
女も男も自分らしく


助言者  谷森 正之
司 会   宍戸 久子
記 録   笠原 咲子


助言者
定年前に体を壊して、退職しました。カメラが趣味で出かけます。
ある民宿で、食事を終わった女性グループの人が後から来た男性だけのグループの人たちのお世話を(お給仕)など始めました。それを当然のように受けている男性たち。また組合活動をしているような人でも、家のなかでは妻に頼りきりで、海外旅行に行ったときに、持ってきた荷物の中身を妻がつめたのでぜんぜん知らない人がいました。

参加者の自己紹介・この分科会に参加した理

* 助言者の名前に惹かれて。ちょっと変わったところに参加したかった。
* 3月で退職した教師。妻は現職の教師。
* 市会議員。皆さんの話を聞きたくて参加。ひきこもりや仕事をもてない人の話をしたい。
* 市の職員。思いっきり男女平等の話をしたくて、いつも楽しみにこの分科会に参加。
* 地域に男女平等根付かせるために地域で活動している。
* 市の職員。親の介護のことで夫とギクシャクしている。
* 市の職員。高1の息子が母親にたいして夫以上に命令的。
* 公民館でいろいろ学習している。七尾養護学校の話を去年聞いて、今年も参加(娘さんといっしょに)。夫とのかんけいでいろいろな思いがある。
* 自分にはちょっと遠い存在だが母に誘われて参加。
* 市の職員。組合の役員。去年も参加したので。

司会者
介護の問題はある日突然やってきて、夫は妻にみてもらうつもりでいるが、妻は夫をあてにしていない。セカンドライフの具体的な話を出していきましょう。

はじめに司会から
楽しい話し合いをしましょう。去年は難しい話が多かったので。

助言者
義理の親の介護や、この先の夫の介護などが多くは妻の負担に。夫の思いやりがなくて、別れた妻の話もある。

* 経済的に自立していればいつも一人で生きていける。一人のほうが生きやすいけど結婚して二人になったのだから、いつも二人のことを話し合ってきた。一生そいとげるというのはどこかで無理をしているのでは。

* 離婚しました。専業主婦だったので、経済的には大変だったけど、自分らしく生きることを選んだ。そいとげられなかった思いも少しある。

* 妻が10日ほど入院したことがあったが、親と同居ということもあって、入院中も家事は何もしなかった。妻のきげんを伺って生活している。

* 夫は自営業。お互に思うことは同じつもりになっているが、口に出していわなければ分からない。実はちがっていたりして。夫にそういうと、答えを出すのが遅いので、話そうとするともう別の話になっているといわれた。

助言者
つまらないことでもいいから「今晩のおかず何にする?」みたいないつも話すことを習慣にすることが大切。大きな問題が起きてからでは遅い。なるべく物理的に近い距離で話すことが大事。家事をしながら口だけで夫をおくりだすよりそばによって声をかける。今のご時世何が起きるかわからない、そのままになってしまったらつらいですよ。

* 一番下の息子の母親に対する言い方が何でも命令的。そういう言い方が男性的だと思っているようで、悲しい。一生懸命育てているつもりだが、テレビなどの影響でしょうか?

助言者
男の子なら今、当たり前、成長している証拠。家庭での夫婦の関係が大事。

* ウーマンリブの言葉は嫌いだった、声高に叫ぶところがイヤだった。それだけ女性の権利が侵害されていたということでもある。男性中心の考えが残っている。夫婦で役割分担しているわけではなく、その場その場でできるほうがやるようにしている。お互いに相手を尊重して。

* 母親はこうあるべきという思いがあり、親との接し方など、まだ反抗期が続いている。今日は本当に勉強になった。

* 親子で母親大会に出席できるなんてすばらしいこと。夫と毎日しく地域に出て、脳を活性化しようと努力している。太極拳をやっている。ぴんぴんころりが理想。


申し合わせ事項

 * 母親の立場だけでなく、男性や、若者が参加しやすい集まりにするよう工夫し、引き続きこのような場を大切にしていきましょう。

市への要望事項

 * 女と男が向き合うためにも、労働時間の短縮を市としても国・県に対しさまざまな場面で要望してください。
 * 夫婦、家族の抱える問題の背景には、必ず介護など福祉問題が横たわっているので、社会福祉政策を充実してください。